東洋大学住宅設計競技 |
テーマ「奥行きをもつ空間」 |
○優秀賞 小沢恵里子(3年) 「鳥居心地のいい家」
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<東洋大学講評より> 鳥居というモチーフを使って作られた長細い一続きの住宅空間である。部屋のレベルが奥に進むにつれて少しずつ上げられていたり、鳥居の配置が蛇行していたりと、単なる一続きの空間ではなく、見通し具合に変化が与えられている事で様々な奥行きがうまれている。長手方向に見た時にはマッシブなトンネル状の空間であるが、視線を横に振った瞬間、外部の景色が目に飛び込んでくる。外部の景色の取り込み方も美しい。 欲をいうと、現状は部屋の蛇行のさせ方が一辺倒であるが、もっと外部の自然、例えばもともとそこに立っていた樹木に沿うように蛇行させるなど変化のある空間の曲げ方を考えると、より豊かな空間になったのではないかと思う。 |